版画というと木版画が有名で独特の質感や表現が魅力です。他にも方法がありますが今回はアメリカから上陸した、ジェルプレスアート(ジェルプリンティング)に注目です。ジェルプレスはジェルベースのプレートを土台にして型を置き、転写素材にカラフルに彩れることで初心者にも扱いやすい技法です。そんなジェルプレスアートの使い方や道具を詳しく見ていきましょう
ジェルプレスの特徴
ジェルプレスは透明でゼラチンのような質感のジェル転写プレートです。耐久性のあるジェルプレートの特徴は3点です。
・拭き取りして何度も使える
・子どもに優しい安全面
それでは、詳しく見ていきましょう。
絵のスキルは不要

木版画は木の板を彫刻刀で彫り、インクを塗って紙に刷る技法が特徴です。木目の素朴な風合いは魅力で、好きな絵柄を細かく表現できます。彫刻刀を扱うため作業に手間と時間がかかり、下絵を用意する点から初心者は難しく感じるかもしれません。

Gelli Arts
一方、ジェルプレスは絵柄をつくる必要はなく、インクとプレート、ローラーだけで表現できます。絵柄の代わりにステンシルを活用し、スタンプのようにシンプルな模様を楽しめます。
木版画の細やかな線画表現は難しいですが、プレスを何度も重ねることで色の美しさや偶然性を含めて、他にはない面白さや存在感が強いアートが完成できます。華やかな作品が完成できるのでインテリアとして飾りやすさも◎。
何度でも制作できる

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使ったプレートをリセットするときはウエットティッシュや水に石けん(ハンドソープ)を含ませたスポンジや布でやさしく拭き取れます。インクはふきとりしやすい、アクリル絵具、水彩絵具、水性インク、アルコールインクなどが最適です。
子どもにも安心

ジェルプレスプレートは毒性がなく、低刺激性の材料で設計されているので子どもにも優しく、お子さんと一緒に楽しめます。ジェルプレス社の親会社はヘルスケア業界向けのジェルベースの製品を開発しているので高品質の評価もうなずけます。
用意するもの
必要な材料を詳しく見てきましょう。インク(アクリル、水彩絵の具)は家庭にあるものを使用できますが、プレートとローラーは専用のアイテムを選びましょう。
ジェルプレスプレート
サイズは大小の正方形に、A判(A4・A5)のほか、

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長方形は4種類です。キャンバスサイズに合わせてプレートは選べるので、作品サイズに合うものをチョイスできます。
専用ローラー
専用のローラーは10.16cm幅と 15.24cm幅があります。ラテックスフリーの合成ゴムでコラージュ紙などをプレートと接着するのに最適です。使用後すぐに余分な絵の具を拭き取り、中性洗剤で洗って乾かせばOKなのでお手入れも簡単。
転写したい素材
スクラッチブックや紙以外にも、慣れたら贈り物や飾り用にキャンバスや布などのファブリック素材にも挑戦できます。
ジェルプレスの使い方
絵の具を置く

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ジェルプレートのジェル状の表面は細部と質感を捉えるよう設計されています。あらかじめ作業台が汚れないよう新聞紙などでマスキングしておくのがおすすめ。平坦な作業台に置き、塗料を少量プレートにのせます。
ローリング

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手刷りローラーで均一にローリングしていきます。まんべんなく混ぜなくてもグラデーションや色同士の境目を大胆にも繊細にも自由に表現。
テクスチャーを加える

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ブレードや筆などで模様をつけたり、葉、ステンシル、クラフトツールを使って色々なテクスチャーを加えます。
転写する

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紙や布をプレートの上面に置き、手で押してからプレートからゆっくり引き上げ転写させて完成です。
さまざまな表現方法
家庭にある身近な素材を利用して絵柄が作れます。ローラーでインクをつけやすいよう均一の厚さで平面の素材を。
プチプチ、羽、葉

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家にある梱包素材の表面など、プチプチの断面図が面白いスタンプ柄に。梱包素材ならダンボールや包み紙も発見がありそうです。

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羽のほか、葉や花びらも活用できます。細かい葉脈も簡単にコピーできる技法はジェルプレスならでは。
筆がわり

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ペインティングナイフの代わりに一定の模様ができるブレードも使用できます。
代用として粘土遊びに使うねんどヘラを使ってオリジナルの模様もつくれます。
重ね塗り

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模様を転写、スタンプしてさらに重ね塗りなど、アートテクニックは無限。身近なアイテムにデコレーションを楽しめます。

アクリル絵の具は乾くのが早く、ローラーで彩色もスムーズなので作業時間を時短できます。さまざまな作品に挑戦して無限の可能性に挑戦しましょう。








