手作り凧は、幼い頃挑戦した記憶が誰もがあるのではないでしょうか?材料があれば、簡単に作れますし、キットで手軽に作ることもできます。このブログでは、凧の作り方や、よく飛ばせるポイントについて紹介していきたいと思います。
凧上げはなぜ冬にする?
お正月といえば凧あげのイメージがなんとなく定着しています。
なぜ寒い冬に凧揚げをするのか?
という疑問ですが、昔から立春(2月4日頃)に空へ向かうことは健康に良い、という言葉があり、新年を迎えて健康を祈るために凧揚げをするようになったといわれています。
凧あげの面白さって?
凧あげは骨組みに紙や布を張った「凧」と呼ばれるものを風の力で空に浮かばせる遊びです。糸でうまく凧を操りながら、どれだけ高く長く糸を出したかで飛距離を競います。世界的にも行われている遊びで、海外では少し違った形でゲイラカイト、スポーツカイトと呼ばれています。
材料はビニール袋や凧ひもなど家庭で手軽にそろえやすいから経済的だね
凧が高く上がっている様子は爽快だし、空を見上げるってやっぱり気持ちがいいよね
凧の作り方
そんな凧は自分で作ることもできます。こんな風に作ることができますよ。
まずはデザインを決める
凧のデザインは正方形や五角形などいろいろありますが、今回はクラシックダイヤ型の作り方をみていきましょう。
材料をそろえる
用意するものは、
・竹ひご(100円ショップのもの)60cmくらい2本
・凧糸(100円ショップのものやキッチン用品の麻糸もOK)
・セロテープorビニールテープ
・カラー油性ペン
・メジャー
・キリや千枚通しなど小さく穴を開けるもの
になります。作りたい素材や、代用できるものもあるので希望の大きさやイメージに合わせて作りましょう。
ビニールをカットする
ゴミ袋を凧の形にカットします。凧は左右のバランスが重要なのでメジャーで長さを測りながらカットしましょう。
残ったビニール袋はしっぽにも使えるように、適当な長さでカットしてくださいね。
カットしたビニールの凧はカラーの油性ペンで好きな絵を描こう
ビニール袋はイラストが描けるように不透明がいいね。ビニールが透ければ下に見本の絵を置いてなぞってもいいかも!
竹ひごをカット&貼る
竹ひごも凧と同じサイズで60cmと52cmにカットします。それぞれ上からテープを上から貼り、しっかり固定します。
穴を開け凧糸を通す
全体に竹ひごがずれないようにスミの4箇所はテープで補強しましょう。
短い方の両端と、竹ひごが交わる中心部分の2箇所、計4箇所をキリなどで穴を開け、凧糸を通して結びます。通した凧糸の末端はテープで凧に固定させます。
そして完成!
凧糸の補強の仕方や竹ひごの長さ、ソリの微妙なカーブの違いで飛び方が変わってくるかも
気になったら後でリメイクして何度か試しながら工夫するのもいいね
もっと簡単な作り方
さらに簡単に、上手に作りたい方はキットの使用をおすすめします。キットなら小さなお子さんも簡単に作れますし何より材料をそろえる手間がいりません。
失敗する事なく、安心して一緒にすぐに作れちゃいます。
使用したのはこちら
こちらはぐんぐん凧のキットです。横棒を入れるだけの簡単組み立てなのでカットやテープの使用などの工程はありません。
自由に絵が描けますのでオリジナルの凧ができます。意外と揃えにくい、たこ糸や竹ひごなどもついて数百円なので自分で材料をそろえる金額と変わらずお得でした。ちなみにサイズは、
71cm×42cmなので十分な大きさになります。それでは、さっそく作ってみたいと思います。
好きな絵を描く
竹ひごのない面に油性ペンで絵を描きます。水性ペンではビニール素材が弾いて上手く色が映らないので油性ペンにしましょう。ペンで彩色したら時間をおいてインクを乾かします。
横骨を取り付ける
付属の横骨を取り付けます。凧の裏面にある固定のキャップに差し込むだけなので、とても楽ちんです!
横骨は少しカーブがありソリがある状態での装着なので、よく飛びそうな予感がします。
完成!
真ん中の穴に凧糸をほどけないようにしっかり結んで完成です!意外と細い凧糸。ほどけると怖いので3重くらいにしっかり玉結びしました。
飛ばしてみよう
飛びました!風が弱い日でしたが、凧自体が軽くて飛びやすく、走らなくてもふわっと飛びました。飛びやすいデザインなのか初心者でも楽しめました♪
飛ばすときのポイントは?
凧を飛ばすのは公園や川原など、電線のない広々スペースがおすすめです。うまく凧を上げるポイントは4つあります。
最適な場所を確保
河川敷や広々とした公園など、走ってもぶつからない、誰かの邪魔にならない、十分なスペースで行いましょう。人の目や気配を気にせずのびのびと動ける方が、リラックスして集中できます。
公園によっては凧揚げがダメなところもあるかもしれないので確認してね
ひもの長さ
凧糸の長さは、短すぎても、長すぎても飛びにくくなります。最初は4〜5mを目安に、風が吹いたら上に優しく持ち上がるように風に乗せましょう。
風がないのに走って飛ばしたり、凧を空に投げて揚げると、凧が急落下したときの破損の原因になります。
軽い材料を使う
凧はなるべく軽い材料を選びましょう。和紙やビニール袋が最適なのは、そのためです。
テープを重ねすぎたり、絵の代わりにシールなどを貼りすぎると凧が重くなり飛びにくくなりますので最低限のものを使用しましょう。
ふたりで凧を飛ばす
天気は晴れていて風が少しある日に、凧を持って離す人と凧糸で操作・走る人と2人で行うのがベストです。
間隔は最初お互い4〜5mくらい離れてから、凧が風に乗るタイミングで凧から手を離しましょう。
「せーの」とふたりで声をかけあいながら凧を離そうね
風のタイミング次第だから何度もチャレンジして様子をみてね
【まとめ】外遊びは楽しい♪
自分が作った凧を青空に高く放った瞬間は、大人でも興奮するのではないでしょうか。また、冬の澄んだ青空を見上げるのは清々しくてとても気持ちがいいですよ。
思い通りに上げるのは苦戦するかもしれませんが、凧のデザインや風の強さを意識して、楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。