春先や秋など、過ごしやすくて天気の良いは外でスケッチするのがいいですね。屋外スケッチの良さは、なんといっても自然の音や匂いに触れながら実際の色を見て表現できる点です。そこで、屋外スケッチで持っていくと便利なものや、おさえたいポイントなどをご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてくださいね。
必要な持ち物
必要なものは、画材によりますが、最低限必要なものはキャンバス(スケッチブック)と下描き用の鉛筆と消しゴムです。
色鉛筆の場合
色鉛筆は荷物を抑えられますし簡単に色彩を表現できます。
また、絵具のような質感を表現したいなら水彩色鉛筆もおすすめです。水を含ませた筆を鉛筆描きの上に濁すと水彩のような表現になりますよ。
透明水彩絵具の場合
微妙な色使いを表現したいときはやっぱり透明水彩絵具ですね。絵の具以外に必要な持ち物は、
使用したあとの濡れた筆は痛みやすいので水分を拭き取ってから保管してね
あると便利なもの
・コンパクトチェア
・野外用イーゼル
・虫除けスプレー(夏場)
・飲み物・軽食(近くで買えない場合)
・レジャーシート(道具置き、ベンチに腰掛け用)
自分のスタイルにあわせて道具をカスタマイズしましょう。全てバックの中に詰めると結構重くなってしまうので、最小限の荷物がいいですね。
どんな場所でスケッチする?
外でのスケッチらしく、海や山、建物の景色など、四季を感じる自然が入った景色が人気ですね。
人通りの多い街中では人の目が気になるかもしれません。時間帯によりますが、大きな公園なら人がまばらなのであまり人の目を気にせず絵を描くことができます。
通行の邪魔にならなそうな場所で、描きやすい場所を探しながら見つけるのも楽しみのひとつね
時間帯はいつがいい?
自然の景色を描くときは太陽の光の向きで空の色はもちろん、影が変わり風景の雰囲気が全然変わってしまいます。
午前中か午後の時間帯に描くと決めて、続きは別の日の同じ時間帯などが絵のイメージも定まりやすいです。また、人通りが少ない早朝は爽やかな空気の上、静かに集中できておすすめですよ。
描きたい風景は時間帯によって顔色が変わるからどんなイメージを描きたいかにもよるね
絵を見られたり話しかけられる?
絵を描いていると後ろからジーと目線が…
時には話しかけられてしまうこともあります。人が通りやすい公共の場は声がかけられやすいですね。話しかけられて、困るかあまり気にしないかは人それぞれです。
私は子どもや、絵に興味がある人から話しかけられたわ。意外と声かけられるのよね
描きたい場所があるなら時間帯を工夫して短い滞在時間でも集中したいね
絵具で汚れた水はどうする?
汚れた水を公共の場などで捨てるのはマナー上好ましくありませんね。
ペットボトルなどに入れて持ち帰るのがおすすめです。汚れた水を持ち歩けない場合は「廃液処理剤」といって汚れた水を固めたり、パウダーに吸着させて可燃ゴミとして捨てられる画材もありますよ。
そんなツールがあるんだ!環境に優しいね♪
スケッチの後は現場を汚さずに綺麗なまま去るのを心がけたいね
スケッチを楽しもう!
屋外スケッチは実際の色を見ながら再現しようとするので観察力が鍛えられますね。
慣れないうちはじっくり丁寧に行うと時間がかかってしまうかもしれませんが、そのうち要領よく表現できるようになるはずです。こだわりの荷物をそろえて、お気に入りの場所でスケッチを楽しんでくださいね。