【水彩画テクニック】スパッタリングアートに挑戦!道具とやり方

水彩紙 スパッタリング 水彩
水彩
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みなさん、スパッタリング技法は知っていますか?絵の具をブラシにつけて、ぼかし網の上でこすり、霧吹きのように細かい霧状のしぶきを画用紙に飛ばします。ふんわりとした細かいグラデーションカラーの濃淡を表現できますよ。水彩の筆での彩色とまた違う、淡く繊細な表現が魅力的です。そこで、スパッタリング技法の道具や基本的なやり方をご紹介したいと思います。参考にして下さいね。

スパッタリング技法の道具

水彩紙 スパッタリング

スパッタリング技法に必要な道具は、

・水彩絵の具
・パレット
・画用紙(型抜き用も合わせて)
ぼかし網
ぼかしブラシ
・新聞紙
・雑巾

こちらがあればOKです。ぼかし網は画材専用をおすすめしますが、ぼかしブラシは歯ブラシを代用してもOKです。

スパッタリング技法の道具の商品ページはこちらから

スパッタリング技法のやり方

それではさっそくスパッタリングの工程をみていきましょう。

切り抜きを用意

水彩紙 スパッタリング

画用紙を用意し、仕上がりをイメージして切り絵や型など好きなものを置いて型抜きの案を考えます。

切り絵の作り方はこちらのブログを参考ください→切り絵

絵の具を用意する

水彩紙 スパッタリング

パレットに絵の具と水を少し入れて薄めます。濃度調節は試しながら行います。使用するカラーは数色用意しましょう。

絵の具の粉がまわりに飛び散りやすいので、画用紙の下に新聞紙などを敷きます。

ぼかし網&ブラシを使っていく

水彩紙 スパッタリング

好きなように型を置いて、ぼかしブラシに絵の具を付け、画用紙から20cm程離して網でこすります。あまり飛びが悪い場合は網をしっかり拭いて、絵の具濃度を調整します。作業台が汚れないように新聞紙を下に敷きましょう。

このとき、絵の具の量が多いと水滴が落ちるので少しの量から始めましょう。切り絵と画用紙を動かさないように、マスキングテープなどで固定してもOK。

乾いたら別のカラーも

水彩紙 スパッタリング

絵の具が乾いたら、別の色を重ねたり型を変えたり変化をつけてみましょう。色が混ざってしまうのでぼかし網とブラシは絵の具をとってリセットしておくといいでしょう。

絵の具の飛びが悪くなった場合は、水で絞った雑巾などでぼかし網をしっかり拭きましょう。乾燥した雑巾も用意しておくと、水気を拭けて便利です。

完成!

水彩紙 スパッタリング

しぶきが飛んで、画用紙にふんわりと色がのっていきました。色の変化や濃淡などメリハリがあるとより綺麗です。

慣れたら応用したり工夫を

水彩紙 スパッタリング

切り抜いた型をわずかにずらし、別の色でスパッタリングすると輪郭部分に色の段ができ、動きが生まれます。立体的でみずみずしい表現になりますね。

水彩紙 スパッタリング

透明のステンシルシートを使用してもOK。下絵がトレースでき、スパッタリングする際も下が透けて見えて作業がしやすいです。

ステンシルシートの商品のページはこちら

【まとめ】いつもと違ったテクニックを楽しもう

水彩紙 スパッタリング

濃いベースに白系の明るいカラーをスパッタリングすると、こんな風に星空など自然の美しさを表現できます。偶然性が高いので思わぬ表現の発見もあるかもしれません。

下絵や型抜きは最初からデザインが決められているステンシルシートを利用すれば、あとは配置を考えるだけで絵心はいりません。小学校低学年からでも楽しめますよ。
ぼかし網があればすぐに始められますので、手軽に挑戦してみましょう。

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