みなさんマーブリングの技法はご存知ですか?絵の具・紙・水をためるトレーがあればすぐにはじめられるアートです。小さなお子様から大人まで気軽に楽しめ、世界でただ1つの作品を作り出すことができます。
今回は、初心者でも挑戦できるマーブリングのやり方をご紹介します。家にある材料や道具ではじめられるので、絵の苦手な方でも大丈夫です。おすすめのアイテムもご紹介していきたいと思います!
マーブリングとは?
マーブル模様で有名なマーブリングは、水に絵の具を滴らし、できた模様を紙に写し取る技法です。この方法では、偶然つくられる模様や形、色の混じりが期待され、アートのスキルも必要ありません。子供たちにも楽しんでいただけますし、保育園や幼稚園でも採用されることが多いです。
マーブリングの美しさは、大理石(marble)に似ています。不規則で同じ模様が発生しないアートは、探求心を呼び起こし夢中になるはず。そんなマーブリングアートの材料や方法をチェックしてみましょう。
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絵の具はなんでも大丈夫?
水彩絵の具やポスターカラーは水に溶け、水より比重が重いため上手く模様ができません。そのため、水に対して軽く動ける専用のマーブリング液がおすすめです。水だけで表現できる専用のマーブリング液は墨のような細やかな模様を表現でき、淡い色なのに混ざりにくく、絶妙の動きを出します。
アクリル絵の具でも代用できるかな?
大丈夫だけど、水で溶かしてカラーごとにマーブリング液を作る作業が必要ね
マーブリング液なら原液でそのまま水面にたらせるから便利だね
用意する容器や道具、絵の具の濃度を考える手間は不要よ
マーブリングの材料と道具
マーブリングには、絵の具、画用紙、バット、基本的にこの3つで作れます。
しかしこれだけではなかなか美しい作品が完成しませんし、道具や使い方によって完成度が違ってきます。
詳しくみていきましょう。
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絵の具
先ほどお伝えした通り、専用のマーブリング液を用意しましょう。最初はお試し感覚で何色かセットされているものがいいでしょう。マーブリングの和名は墨流し。墨汁でおなじみ、墨運堂の墨(絵具)を使うなら和紙が相性よさそうです。
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絵の具によって違った質感になるのでこちらも参考に→ マーブリング・デコ
画用紙
紙は水彩画用紙、絵はがきなど何でもいいですが、耐水性、吸収性に優れているのが和紙です。柔らかい和紙は完成後にうちわに貼ったり、しおりにしたりアイデア次第でさまざまなオリジナルグッズが作れます。
トレー
マーブリング用の紙が入りやすい角型のトレーを用意しましょう。絵の具が色移りしやすいトレイ(バット)は家庭で意外と用意しにくいもの。専用トレイがなければ食品が入っているような使い捨て可能な容器をトレー代わりに利用するのもおすすめです。
材料が一式になったセットもあるのでこちらもおすすめです。
他に用意するもの
用意するとより便利で表現が広がる道具はこちらになります。
・新聞紙(引き上げた紙を乾かす、トレーの水の汚れを取る)
・フロート紙(絵の具が水の下の方に沈むのを防ぎ、水面に広げる)
・ぞうきん
挑戦してみよう
マーブリング初心者の筆者は今回こちらのセットを使用しました
セットにはこちらが入っています。
・フロート紙
・色染和紙WassyB5 50枚
・ミニバット
マーブリングを楽しむために必要な道具を一式にしたゆめ画材オリジナルのセットです。
スポイト型のカラー液なのでそのまま使えて便利。用意しにくいフロート紙も入っているので、用意する手間が省けます。それでは制作してみます!
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1 トレーに水を入れる
バットに水を入れ、そしてフロート紙を浮かべます。
2 絵の具をたらす
使いたい色をフロート紙の上にめがけて水の中にたらします。色の組み合わせや量には正解はないので、気の向くままに。感覚をつかんできたら調整していきましょう。
3 模様をつける
うまく混ざり合わない場合や模様に動きをつけたいときは、つまようじで軽くかきまぜ、模様をつくります。割りばしや綿棒でもOKです。よりマーブル模様になるように色を広げていきます。
4 紙をつける
紙の端を両手で持ち、模様をつけたいところを空気を含まないように紙を軽く反らして静かにかぶせます。全体に染み込むよう優しくおさえて、紙の端を指でつまんで紙をゆっくり引き上げます。
5 完成!
紙を動かさないように自然乾燥して完成です!濡れた状態は色が薄く見えましたが、乾くと色鮮やかで綺麗です。完成後のカラーが違って見えてそれもまた楽しいです。
動画でもイメージできますよ。
【まとめ】マーブル模様で制作をしよう
偶然の模様で思わぬ発見ができるマーブリング。いろんな色を使いたくなりますが、2〜3種類の組み合わせがにごりをおさえにくく、バランス的にちょうどいいと思いました。切り抜きしたり、小物に貼って手作りプレゼントにも最適。お子さんと楽しみながら、色々な模様を楽しみましょう!