冷たくて柔らかくてずっと触っていたくなる不思議な感触のスライム。遊びが発展すると子どもも大人も楽しめますね。材料があれば家庭で簡単に作れるので、お出かけできない天気のときなど重宝します。
今回はそんなスライムの作り方や、ひと工夫してより楽しめるポイントなどご紹介したいと思います。
スライムは安全?
小さなお子さんも楽しめるスライムですが、安全面は大丈夫なのでしょうか。一般的な材料にはホウ砂(しゃ)が使われます。ホウ砂は手で遊ぶには害はありませんが体内に入ると害のある物質なので、小さなお子さんは口に入れないように注意しましょう。
スライムは手にくっついて取れない、洗うのが大変ということはなくサラサラしたゲル状なので扱いやすいのも人気の理由です。
スライムの材料
それではスライムの材料を見ていきましょう。必要な材料は、
・洗濯のり 100cc
・着色料(食紅or水彩絵の具)少量
・ホウ砂(しゃ) 5g
こちらです。ほかは材料を混ぜるための容器、割り箸、計量器(ホウ砂をはかる)を用意します。ホウ砂は薬局で入手できます。着色剤は食紅のほか水彩絵の具もいいですが、今回はよりおもしろ度がアップする水性の蓄光塗料を使用します。
照明などの光を蓄えた油膜表面が暗闇で光る水性夜光絵の具の蓄光塗は実験感覚で楽しめます。水性絵の具のように水にもすぐ溶けやすいです。
スライムの作り方
5分もあればすぐにできます。材料の分量は測ってから混ぜましょう。
1 材料を混ぜる
少量をヘラでとって、水10ccを入れた紙コップに入れて割り箸で混ぜます。洗う手間を省くため紙コップが便利です。
容器に水100ccと着色剤水を入れて割り箸で混ぜてなじませます。そして洗濯のり100ccを入れて混ぜましょう。
2 ホウ砂水をつくる
紙コップに水50ccを入れ計量器で測ったホウ砂5gを溶かし、ホウ砂水を用意。可能ならお湯のほうがより溶けやすいです。
3 ぜんぶ混ぜて完成
洗濯のり+色水の容器にホウ砂水をまんべんなく馴染むよう少しずつ入れ、よく混ぜていきます。ホウ砂水が多いと固まるので、全部入れた後もう少し固めたいときはさらに加えましょう。逆にとろとろにしたい場合は水を加えます。ひとつのゼリー状にまとまるようになったら完成です。
このように光を3~5分程度照射すると、暗闇で15~20分程度発光します。
昼光でも明るい蛍光色ですが、暗闇ではソフトな光に。光を照射すればブラックライトのように何度も使用できるので楽しみが長持ちします。
遊び方 初級編
スライムってどんな遊び方をするの?飽きない遊び方はあるの?と思う人もいるかもしれません。遊び方は性格や年齢にもよりますが、何かをプラスしてみるといいかもしれません。
小さなお子さんは冷たくてぬるぬるした手触りをを楽しむのがいいですね。
ゼリーのカップや豆腐の容器など、型に入れて楽しむのも◎おままごとに発展します。
遊び方 応用編
スライム作りは何度かしたことがあるなら、いつもと違った楽しみ方に挑戦してみてはいかがでしょう。
カラフルに楽しむ
何色か用意すれば、レインボーカラーや色の混ざりを楽しめます。自分だけの好きな色に出会えるかも。着色剤は透明水彩以外にも、ラメ入りの絵の具や分離色(グラニュレーションカラー)を入れてみるとまた違った楽しみ方ができます。
試しにハルモニア分離色(カリビアン アズール)を入れてみました。ゲル上で色は分離するのか確認したところうっすら変化が見られ、濃淡が見えました。他の分離色の場合も見てみたいです。もちろん紙上の方が分離色のパワーを発揮しますね。
ストローで風船をつくる
スライムを丸くして、ストローを真ん中に指し、隙間や穴をつくらないようにします。そしてゆっくり空気を入れると…
風船のように膨らみました!ここまでで何度か失敗してますが加減のコツを掴んだらできました。膨らんだあとはすぐにしぼむので風船のように扱うことはできませんが、面白い形で興味をひきます。
スライムを凝縮させる
注意したいのが、この方法を行うと元のスライムには戻りません。十分遊んだスライムを固形にして処分したい人におすすめです。
準備するのは塩のみ。あとはスライムを入れる容器です。
塩の種類によりますが小さじ1ほど塩をまぶしながら混ぜて1時間ほどおくと、このように水分が抜けてフレーク状で小さくなります。もっと水分を抜きたいときはさらに塩を追加します。
水分が抜け切った小さくなったスライムを丸くお団子のようにまとめるとゴムボールに。スーパーボールほど硬く形の良いボールにはなりませんが、床に落とすとバウンドします。
スライムをそのまま捨てると水分量が多いので躊躇してしまいますよね。このようにスライムの形を変えて楽に捨てられるエコな楽しみ方です。
遊んだあとは
スライムで遊んだあとは手は汚れていなくても小さい子は手を舐めると危険ですのでしっかり洗いましょう。机や床にもスライムが飛び散る可能性ありますので掃除を忘れずに。
【まとめ】スライムを存分に楽しもう
いかがでしょうか。小さなお子さんが遊ぶ場合は安全面や手洗いに注意して大人が見守ってくださいね。冷たくてなんともいえない手触りは、大人も癒されるはず。
スライムの扱い方、遊び方はそれぞれいろんな楽しみ方はありますが、発見や発展がひらめくいろんな刺激を大人も子どもも味わってくださいね。