レジンは手軽に色んなアイテムを作れることから人気がありますね。便利で高クオリティのアイテムを使えば、既製品レベルのアクスタやアクセサリーもできます。いいなぁ…と思いつつも、工程が難しそう、材料を揃えるの大変そう、と思う人もいるのではないでしょうか。筆者はできれば簡単に、お金をかけずにやりたいと思っていました。
迷われている方、ご安心下さい。レジンは色んな作り方がありますが、最低限のアイテムをおさえながら自分なりのやり方でOKです。そのなかでアイデアを発見したり、表現が広がるのもレジンの醍醐味ではないでしょうか。モノは試しということで初めてのキーホルダー作りをレポートしたいと思います。
まずは何をつくるか決める
材料をそろえる前に、どんな作品を作りたいか決めましょう。写真を入れたいのか、装飾やカラーを入れたいのか…
内容によってはパーツや材料が必要になってきますので、工程を確認しながら決めていきます。初心者は凝ったものを避けてできるだけシンプルなものがおすすめです。
こちらのブログはお洒落&映えからは遠い作品になりますので便利アイテムを紹介したこちらのブログもぜひご参考ください。
必要な材料をそろえる
筆者は写真入りのキーホルダーに決めました。今回用意した必要なものは、
パジコのレジン、星の雫 ハードです。大容量もありますが、まずは25gから。
そしてUVライト(LEDハンディライト)です。小さくて場所をとらず、しかも45秒・60秒のタイマー付きなので便利です。
作業に欠かせない調色スティックです。気泡取りや細かい作業ができるニードル、モールドへの流し込みに便利なスプーンなど、様々な用途に使用できます。
以上3つのアイテムです。あとは100均、家にあるものでそろえました。他に用意したものは、
- 使う写真
- やすり(仕上げに削る)
- 封じ込める装飾(100均)
- レジン用シリコン型取り(シリコンモールド)(100均)
- アクセサリーパーツ(100均)
- 印刷紙コーティング剤(100均)
こんな感じです。シリコン型に合うサイズの写真をあらかじめ用意。
穴あきのシリコンモールドなので紐通しが便利です。印刷紙コーディング剤は印刷紙や写真などの表面をコーディングしてにじみや変色防止として利用します。
以上のアイテムで約3000円。レジン初心者としてはまずまずの必要経費です。
ちなみに、写真を封じ込めるなら、別の記事でご紹介したような転写シート↓の方が、クオリティは断然高いと思います。
写真をシリコンモールドのサイズに合わせてデータを加工できるスマホのアプリも便利です。
今回はシール印刷の手間を省くため、アナログの手法です。ただ、シリコンのサイズに合わせて写真を選ぶのは大変でした。。
写真を切り抜き
シリコンモールドに合わせて写真をカットします。
カットした写真の表面に印刷紙コーティング剤を塗りました。ボンドみたいな乳白色で乾くと透明に。
1回目の硬化
シリコンの底にレジンをシリコンモールド半分の高さまで流し、写真を上にのせて硬化します。
レジンを流すときに気泡があれば調色スティックの尖った方で泡をつぶします。気泡は時間をおいて放置したり、エンボスヒーターなどの温かい空気で優しくとりのぞくこともできます。
UVライトはタイマー付きで45秒経つと自動的に消えてくれます。硬化している間に次の作業を用意します。
2回目の硬化
45秒で液体からカチカチの硬さに。取り出す時はやけどに注意しましょう。
固まったレジンに追いレジンを少し入れ、100均で購入した装飾を入れ、調色スティックで混ぜます。
ネイル用の装飾は種類も豊富でちょうどいい量です。色調パレットで作ってもいいのですが、レジン液を移す手間を省きます。
レジンと装飾がしっかりで混ざったところでモールドの淵(少し超えるくらい)までたっぷりレジンを入れ、硬化します。
レジンをたっぷり入れることで固まったときに角に丸みが出るので、好みで入れる量を調整。
完成!
しっかり固まりました!シリコンからレジンを出す時はキレイに取り出せるので洗いものはありません。穴にパーツを通して完成です。レジンがはみ出て固まってしまったバリはヤスリで削ると綺麗に仕上がります。
裏側はこんな感じ。写真の裏側は白なのでそれを隠すように装飾で色味をもたせました。制作時間は15分くらい。
出来栄えはやはり、封入する写真のクオリティに左右されます。また、レジンに空気が入ると気泡で写真が濁ってしまうので気泡を丁寧に取り除くのがポイントです。
今度はプリンタシートや写真加工用のアプリなどを使ってリベンジしたいと思います。
【まとめ】
最初は不安でしたが、面倒くさがりで不器用な筆者でも簡単にレジンが作れました。今度はうまく作ろう!と作るうちに夢中になり、気泡なしで仕上がったときは喜びです。
完璧な仕上がりでなくても、無理なく楽しく作るのが大事です。完成形をイメージしながら、自分だけのデザインで挑戦してみてはいかがでしょうか?