子どもの頃、お年玉やお祝い時など大切な節目でいただいていたポチ袋。さりげなく気持ちを渡すポチ袋ですが、マナーや使い方があるのはご存知ですか?このブログではポチ袋の使い方や、相手が喜ぶようなお洒落なポチ袋をご紹介します。ポチ袋の意外と知られていないマナーを知りながら、粋な渡し方をしましょう♪
なぜポチ袋って呼ばれるの?
ポチ袋は、関西弁のほんの僅かという意味の「ぽちっと」、関東弁の「これっぽっち」が由来のようです。「ほんの僅か」「少しですが」といった意味が込められています。ご祝儀袋に比べ、入れる金額が少ない小さな袋がポチ袋になります。つまりポチ袋=お年玉袋になりますね。
どんな時に使う?
たとえば、結婚式でのお礼やお車代、旅館や料亭で働く人に感謝の気持ちで使うことがあります。水引やのしのついたご祝儀袋ほどおおげさではなく、少額のお金でも気軽に丁寧に渡せます。
現金を相手に渡す際にもポチ袋に入れて渡すと好印象で相手が喜びますね(後で述べますが、上司には使用しないようにしましょう)。
ポチ袋のマナー・使い方
大切なお金を扱うからこそ、ポチ袋の正しい使い方を知っておきたいところです。ただし、間違った使い方をすると相手に不快な印象を与えてしまいます。おさえておきたい5つのポイントは、
マナー1 お金の入れ方
袋を開けたときに紙幣は肖像があるほうを表になるようにしょう。紙幣を折り畳んで入れるときは、左→右の順で3つ折にします(肖像が最前面にならなくてもOK)。袋の大きさによっては4つ折りにしたいときもありますが、4は死を連想するのでNGです。
何枚か入れる場合は紙幣を重ねてからおりましょう。また、硬貨を入れる場合も表を向きましょう。
マナー2 封はのりづけしない
相手がサッと取り出して使えるよう、のり付けはしなくても大丈夫です。ここが気遣いのポイント。のり付けすると小さいお子さんの場合は開けにくくなってしまいますよね。封をするときはシールやテープでとじるのがいいいですね。
マナー3 金額は1万円までが目安
心づけ程度の金額で使用し、1万円以上での大金を渡すときは使用しないようにしましょう。1万円以上のときはお札を折らない祝儀袋が適切です。
お年玉として使うなら、必ず新札を入れるべき?もちあわせがない時もあるよね
失礼ということはないよ。気になるなら、新札に変える時間がなくてごめんねと、気持ちを言葉で伝えてもOKよね
マナー4 表書きはどちらでも
必ずしも表書きは必要ありませんが、相手の名前を記したり(呼び名でもOK)、メッセージや自分の名前など一言を添えると貰った側も分かりやすく喜ばれそうです。
ポチ袋には無地タイプもありますが、「お年玉」や「ありがとう」など最初から文字が入っているポチ袋もあるので活用しましょう。
マナー5 目上の人には使わない
ポチ袋は、原則として目上の人から目下の人に対して渡すものなので、上司の家族のお子さんでもお年玉などは渡しません(子どもは喜びますが)。上司にあたる人に現金を渡す必要があるときは普通の封筒にしましょう。
ポチ袋が足りなくなってしまって、すぐに必要な時はどうしよう?
どうしても包むものがない場合は、ティッシュペーパーで代用してもOK。お金をそのまま渡すのは避けようね
ゆめ画材おすすめのポチ袋
それでは、相手の印象に残るおすすめの可愛いポチ袋を5つご紹介します!
シンプル可愛い水引ぽち袋
“ものものや”シリーズのかわいいデザイン「ものものや 水引ぽち袋 ほんのきもち 」です。梅結びの水引細工がポイントに。8×5cmで500円玉がすっぽり入るサイズのぽちぶくろです。シンプルでいろんなシーンで使えそうです。
立体的で小物も入れられるポチ袋
テトラ型のぽち袋「てとらぽっち 縁起トリオ」です。サイズは8×7×7cm(立体時)。ちょっとしたお菓子やプチギフトを入れるのにもぴったりです。見ているだけで楽しい縁起物のイラストでほっこり。
着物デザインの和柄や動物など、いろんな絵柄があるのでお好みのものを選びたくなりますね。
手のひらサイズで言葉入りポチ袋
「ものものや 水引おだちん袋 ほんの気持ちです」。和紙の袋に水引細工をあしらった、手のひらにすっぽり収まるおだちん袋。500円玉がすっぽり入るぽちぶくろです。
おおきになど
いろんな方言がありますよ!あったかい一言に、思わずほころんでしまいそうです。
折り紙でつくるポチ袋
ものさしと型紙を使ってきちんと作れる祝儀袋のようなポチ袋和紙おりがみポチ袋キットです。「手作りの喜び」と「贈って喜ばれる」を同時に楽しむことができます。市販のポチ袋では物足りないそんな方に。
キットにはエンボス紙4枚・伊予和紙4枚・友禅紙1枚・水引飾り4個で4セット分入り。説明書つきであらかじめ結ってる水引をそのまま使えます。
上質な手染友禅和紙のポチ袋
用途に合わせて使えるシール付の「友禅 ポチ袋 5柄 角型」です。メッセージカードや小物入れとしても。柄違いで大サイズ(9×8.6cm)3枚、小サイズ(5.5×5.2cm)2枚の5枚入です。
セットにはシール付き。1色ずつ手作業の手染友禅和紙は味わい深く独特の風合いがあります。高級志向の人にぴったり。
まとめ【ポチ袋は正しい渡し方で】
いかがでしたでしょうか。意外と知られていないポチ袋の知識、今後のお役に立てていただけると嬉しいです。ポチ袋は相手への配慮を込めながら、喜ぶような渡し方を心がけたいですね。ゆめ画材ではさまざまなポチ袋を取り扱っています。あそび心のある使い方で格好良い大人になりましょう♪