手を使い、色々な模様を楽しみながら仕上げる手染め。タイダイ染めとも呼ばれ、Tie(縛る)Dye(染める)という意味があります。染めるときの縛り方で模様が変わり、デザインを生み出せる面白さ。すでに着古したTシャツやハンカチ、小物類を染めて、新たに息を吹き込むこともできます。
そこで実際にTシャツを染めていきたいと思います。材料や工程をぜひ参考にして下さい。
材料・用意するもの
用意するものは、

みやこ染め
そして家庭にあるもので、あると便利なものは
・ゴムやビニール手袋
・割り箸、紙コップ
・エプロン
・輪ゴム
・ゴミ袋(作業台が汚れないよう)
こちらです。染料には有害指定化学物質を含まない安全なものを使用していますが、ビニール手袋を使用するなど、直接手に触れるのは避けましょう。そして使用後に捨てられる紙コップや割り箸を用意。
家具などに着色すると落ちにくい可能性もあるので、作業台をマスキングし、エプロン着用で衣服も気をつけましょう。
染め料は何色使う?
2〜3色あると、カラフルに仕上がりますが、一色に仕上げたいのでワンカラーをチョイス。
4カラーセットを使えば個別で4つ用意するよりもお得です。
Tシャツの染め方
染め方は動画で確認できます。
ワンカラー&模様をつけた染め方
基本的なやり方をアレンジして、染め料の濃度を調整して模様を入れる染め方に挑戦しました。
1 Tシャツに塩を染み込ませる
水洗いしたTシャツに、洗面器一杯分の水に大さじ1の塩を溶かした塩水にTシャツを染み込ませ、きつく絞ります。塩には染料を定着させる働きがあり、色が抜けにくくなります
2 Tシャツ模様をつくる
作業台が汚れないよう、ゴミ袋を作業台に広げます。その上で、濡れたTシャツを広げ、模様をつくるための形に織ります。左はうずまき模様、右は輪ゴムで留め、水玉模様になるようにしました。
うずまき模様のやり方はこちら
3 染料を溶かす
耐熱容器の代わりに紙コップを使用。染料は粉状なので熱湯で溶かします。Tシャツ2枚分なので小さじ2杯程度に熱湯を150ml混ぜます。
4 染色する
紙コップからそのままTシャツにかけていきます。模様やグラデーションがつくれるよう、まばらに着色します。
使用した染色を薄めて、白い部分をうめていくよう再度着色。白い部分を残しても良いですが、まんべんなく染み込ませてから20〜30分置きます。
5 染色後の洗い
台所用液体中性洗剤を使って水かぬるま湯で洗剤の泡が落ちるまで洗います。その後Tシャツを硬くしぼります。
6 色止め液をひたす
洗濯の色落ちが減る色止め剤(ミカノール)を使います。洗面器一杯にキャップ2杯分ほど入れ、混ぜます。その中にTシャツを40分程つけ置きします。※コートダイホットの場合は20分程
溶けおき後、水洗いor洗濯洗いします。
7 洗濯後完成
乾かして完成です!思ったより模様がつかなかったのは染料の濃度が薄いせいだと思われます。
模様はともあれ好みの色合いで楽しめました。出来上がりを見る楽しみも手染めの醍醐味です!
初心者はキットもおすすめ
材料をそろえる手間を省き、簡単なものからはじめたい方にはキットの使用がおすすめ。こちらは手ぬぐい用のキットです。説明書を見ながら、染料や定着剤、布など最低限の必要な材料が含まれているので経済的です。