水彩画のQ&A①に続き、水彩画に似た画材アイテム、表現テクニック、紙の選び方などの質問にも答えていきたいと思います。
「水彩絵具に似た画材アイテムがあるけど、どう違う?」
「水彩画はどんな紙を選べばいいの?」
そんな質問に答えていきたいと思います!
水彩絵具にそっくりさんアイテム編
水彩絵具と水彩色鉛筆
Q: 水彩絵具と水彩色鉛筆はどう違うの?どっちが初心者向け?
A: どちらも初心者向けだけど表現の仕方が違ってくるよ
水彩色鉛筆は色鉛筆に水をプラスして水彩絵具のようなタッチの表現が楽しめます。あくまで「水彩画風」です。
パレットでの混色や水張りなど水彩画ならではの表現を広げたい人は水彩絵具がおすすめですね。
水彩絵具と水筆ペン
Q: 水彩絵具と水筆ペン(水が入っている筆)はどう違う?どっちが初心者向け?
A: 水彩絵具は筆洗(筆を洗うバケツ)が必要ですが、水筆ペンにはあらかじめ水が入っているから筆洗が不要。どちらも初心者に優しいですが、水筆ペンの方がより手軽に始められます。
水筆ペンについてはこちらの記事も参考ください→水筆ペン
水彩絵具と水彩毛筆orペン
Q: 水彩絵具と水彩毛筆orペン(水で溶かせて混色できるもの)は何がちがう?どっちが初心者向け?
A: 水彩毛筆は穂先に水を含ませるとにじみやぼかしが表現できます。どちらも初心者に優しいですが、水彩毛筆orペンの方がより手軽で塗り絵感覚で始められます。
テクニック(技法)編
最初に水だけを塗る技法
Q: 画用紙に色を塗る前に水をおく理由は何?溶かした絵具をそのまま塗り始めてもいいよね?
A: 始めにスケッチブックに水を引いて(筆で水を塗る)湿らせてから絵具を塗る表現があります。湿らせ具合で絵の具のにじみが違うので表現の一つとして使えますが、もちろんそのまま塗り始めてもOKです。
塩をまく技法
Q: 塩をまく技法について、うまくいかない場合の理由は何が考えられる?
A: 水彩表現では食塩を使うと雪の結晶のような独特の模様を作ることが出来ます。うまく表現するコツとして下記の4つがポイントです
・画面が濡れているうちに塩をふりかける
・水の量を適度に(塗った部分が光でテカる程度)
・塩を置いたら触らない&動かさない
紙(キャンバス)の使い方編
紙の選び方のポイント
Q: 水彩画はどんな紙が向いてる?どんな紙を選べばいいの?
A: 用紙が薄いと紙が波打ったり絵具が乾きにくいから水を多く吸収する表面で強い紙がおすすめね。水彩画向けの紙はいろんな種類があるので選んでくださいね。
紙についてはこちらの記事も→スケッチブックの選び方
水張りは必要?
Q: 水張りって何?水彩画の前には必ずやったほうがいい?
A: 水張りとは紙の波うちを防ぐために、水彩紙に刷毛を使いながら水を含ませて、パネル等の板に張り込む方法よ。波うちしにくい水彩向けの紙もあるので、必ずしもやらなくても大丈夫です。
まとめ
水彩画に似た画材アイテム、表現テクニック、紙の選び方などをご紹介しました。
紙や水彩画のアイテムひとつで微妙に表現が変わり、その違いを楽しむのも水彩画の奥深さです。いろんなアイテムに出会い、表現の幅を広げてみてくださいね。