ジオラマは鉄道や歴史、風景などテーマは無限大で、細部までこだわって表現できます。粘土やパウダーなどを使って素材を工夫しながらうまく表現できると達成感もあります。ただ、初心者にとっては、
そもそもアイデアを表現する引き出しやテクニックがない!
と悩ましいところです。初心者は土台にリアリティが出せるよう、粘土の質感を利用するのがおすすめ。ジオラマ専用の粘土なら作りたいイメージに合わせてテクニックがなくても本格的な造形が可能です。ポイントや粘土の種類を詳しく見ていきましょう。
初心者でも、予備知識なくてもジオラマはすぐにはじめられます。作り方の流れとポイントを見ていきましょう。
ジオラマの基本的な作り方
作り方の流れは大きく分けて、
1.テーマを具体的に決める
2.ベース(土台)を立体的に作る
3.パーツや主役を配置して仕上げる
このような流れです。具体的には、
1 テーマを決める

まずはスケッチなどでレイアウトをイメージしますが、奥行きは立体的、視覚的(遠近)に表現することでメリハリがつきます。
2 土台を作る

テクニックや材料次第で表現が分かれるところですが、少しづつ丁寧に進めましょう。土や気など、シーンの自然素材を自然な質感に出すとリアリティが出ます。
3 仕上げ

人物や電車など、メインなどの設置で命を吹き込んでいきます。よりリアルさを出すならサビや劣化などの汚し加工です。完璧な仕上がりよりは、汚れや不規則な並びなど、適度な抜け感や不均等も新たな表情をプラスしてくれます。


塗るだけでサビ加工の仕上がりができる絵の具もありますよ。
初心者ならではの問題

土台作りでいうと、質感のリアリティや思うような仕上がりになりにくいのが初心者の壁です。追求しすぎずに、自分が楽しめるレベルで便利なアイテムを活用しましょう。道具の扱いに慣れ表現の幅を広げていきましょう。

そこで初心者におすすめなのがジオラマ専用の粘土ジオベースです。初心者も本格的な土台に仕上がります。特徴を詳しく見ていきたいと思います。
基本のジオラマ粘土

ジオラマ専用の粘土 ジオベースを活用すれば、初心者も本格的な土台に仕上がります。

ベースや芯材なしでも高さのある地面がつくれ、フィギュアや模型を上に置くと臨場感もアップ。

ミニチュアを押し当てるだけでタイヤ後や足跡もリアルに表現できたり、地形の起伏やトンネルもつぶつぶの質感を利用して表現できます。

2色のジオベースを混ぜ合わせたり、乾燥したあとも塗装も可能です。乾燥後の付け足しや、接着剤の使用、カッターなどでの切断も◎。
動画で詳しく確認できます
ジオラマ粘土の種類
ジオラマ用粘土は用途に合わせて選べます。特徴をそれぞれ見ていきましょう。
ベーシック(地形表現)
粘土の特性を生かした様々な地形表現になるベーシックにはライトブラウンとダークブラウンがあります。

樹木以外の地面や岩や山、谷など、地球の表面にある凹凸や高低を表現しやすいのが特徴。乾燥、着色後に草や葉などを接着できます。

地面部分はスミ入れとドライブブラシで仕上げられます。粘土に水を混ぜて硬さを調整しながら、タイヤ跡やぬかるみも表現できます。
※スミ入れ…濃い色を重ねその線や影を強調してより立体感にする
小粒・超小粒(つぶつぶ地面)

小スケールのジオラマ作成に最適な小粒と超小粒にはライトブラウン・ダークブラウン2種類のカラーがあります。

水性からスプレー塗料などや接着剤との相性も◎。草や葉などの異なる素材をプラスすれば、リアリティのある土が際立ちます。
サンドカラー(砂丘・砂浜)

サンドカラーは着色やレジンなど他素材との相性が良く、透明感、抜け感のある表現が可能。

砂嵐や砂像など立体物も通常の粘土と同じ感覚で製作でき、他のジオベースとの組み合わせで無着色でも様々なシーンが再現できます。

普通の砂だとすぐに崩れてしまいますが、粘土の感覚で希望の高さでピンポイントに固めることができます。
グレイ(コンクリート・石畳)

細かい粒感が残るグレイは塗装に向いており、接着剤との相性も◎。

石畳にしても一つ一つ違った形に仕上がり、凹凸を工夫しながら味のある表現になります。

瓦礫を作るたいときは乾燥後手でちぎるだけでOK。コンクリートのヒビや劣化も一工夫でクラシックな表現に。
ジオラマ作りは完成までの過程に様々なアイデアをかたちにできる面白さが醍醐味です。楽しみながら、素敵な作品を作り上げましょう。




