【アクリル・絵の具の下地】ジェッソの種類や使い方

リキテックス ジェッソ アクリル絵具
アクリル絵具
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アクリル絵具で下地をするときに欠かせない、ジェッソ。絵の具の定着を高め表面を強くするための下準備に必要ですが、色々な事に使えます。アクリル画以外にも油彩画や水彩画、木や粘土などさまざまな素材の下地で使えるので便利です。

今回はリキテックスのジェッソに注目し種類や使い方を詳しく見ていきたいと思います!参考にしてみてくださいね。

ジェッソとは?

炭酸カルシウムとチタニウムホワイトの顔料からできているジェッソは絵具の発色と定着をサポートする地塗り剤です。主な役割として、

・耐光性、長期保存性
・黄変しにくい
・柔軟で、ひび割れしにくい
・立体感を加えた盛り上げ効果
・乾くと、耐水
・他のリキテックス製品と併用できる

こんな特徴があります。乳状で、浸透が良くわずか1~2時間で乾燥しますが、24時間以上乾燥させてからの着彩が理想です。ジェッソの種類は様々あり、また指示体によっても相性や対処が異なります。

ジェッソは必ずしも塗るものではないですが、塗ると塗らないとでは作品の状態が違ってきます。例えば指示体の状態が良くないまま絵の具を塗ると剥がれることがあります。保存目的や特殊な素材に塗るときは最適です。詳しく見ていきましょう。

リキテックスのジェッソ

下地として使える画材

アクリル絵の具以外にも使用可能な画材はこちら。

・鉛筆
・木炭
・チョーク
・オイルパステル
・油絵具
・メディウム

このように使い勝手があるジェッソ。最大25%の水で薄めて使えます。油彩画の下地剤の場合は、2~4回塗布し、1回塗布する度に研磨するのがポイントです。

使用可能な支持体(素材)

キャンバス以外には下記の素材が使えます。

紙/麻/木/粘土/皮/漆喰/ブロック/アクリル版/自然石/金属/ガラス

このように油分が少なく水が浸み込む支持体ならなおOKです。

吸水性があるか、指示体の性質次第で絵の具の乾き時間は異なります。はじめて使うときは定着性テストを行い、適合性をチェックしましょう。

例えばブロックやコンクリートなら、最初にマットジェルメディウムでコーティングしてからジェッソを塗布すると、さらに美しい仕上がりに。ジェッソを塗布すると絵の具の量も抑えられます。このように指示体によって使い方や特徴もあるので事前に使用方法を確認しましょう。

ジェッソの種類

ジェッソのラインナップには、クリア、ホワイト、ブラック、カラージェッソ、胡粉ジェッソがあります。詳しく見ていきましょう。

リキテックス クリア ジェッソ

パステル等の定着を促すリキテックス・クリアジェッソは、半透明でやや粗目、透明感のある下地剤です。つや消しの質感を与え、やや半透明なので元の風合いを活かせます。

リキテックス ジェッソ

白色の地塗り剤。乳液状で、浸透が良く速乾性。隠ぺい力のあるつや消しのホワイトです。

ブラックジェッソ

ブラックジェッソは艶消しの独特の黒さを持ち、絵具の黒としても使用できます。複数の顔料を配合し、隠ぺい力のあるブラックの下地に整えます。

カラージェッソ

描く素材の地色を鮮やかな状態にしたいとき、あらかじめ色のついたカラージェッソを使うと便利です。地塗り用のジェッソなので絵具に最強な下地になり、マットな絵具としても表現できます

バニーコルアート株式会社

パステルトーンのカラージェッソは全12色。やわらかい色調で、とても使い勝手の良い地塗り剤です。マット仕上げの絵具としても◎。環境に配慮し、ホルムアルデヒドの発生を最低限に抑えています。

胡粉ジェッソ

日本画材料として古来から使われてきている胡粉(貝殻の粉)の入った地塗り剤。胡粉特有のザラザラした質感と白色が特徴です。
にじみや薄塗りに、独特の美しい効果をもたらしますので、アクリル以外の画材や日本画の下地としても利用できます。

【まとめ】テストしてから使用しよう

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ジェッソはサイズもさまざまですので、使用する素材に応じて選んでくださいね。
新しい素材や支持体を使い始める前に、定着性テストを行い、適合性を確かめてください。

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