手作りうちわ・扇子を作ろう!作り方と道具

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夏にあると便利な扇子やうちわは、涼むためや実用的な道具としてでなく鑑賞用としても使えます。
美しい絵が描かれたうちわなら持ち運べるアートです。お土産や宣伝用アイテムで身近な存在のうちわですが、手描きしてオリジナルのうちわも作れます。
そこでうちわを作るときのおすすめのアイテムや工程をご紹介したいと思います。

うちわは手作りできる?

手作りうちわというと、コンサートの応援グッズをイメージする人もいるかもしれません。今回ご紹介するのはオリジナルデザインでカットし彩色していくうちわです。


プロの本格的なやり方はあると思いますが、挑戦するのはシンプルな初心者向けの方法なので、参考のひとつにしてくださいね。

用意するもの

うちわづくり

うちわづくり

まずうちわ土台に用意したのはうちわ用の工作キットです。100均でも白紙のものがありますが、好きな形に切り取り、デザインできるキットを用意。
取っ手とふちを保護する縁巻きテープ付きです。キットの他に用意するものはこちら。

・ハサミ
・装飾用の折り紙やシール
・カラーペン
・のり(ボンド)

どんなうちわにするかで材料は変わりますが、シールや折り紙を貼ったり、絵の具で色付けしたり、人物の写真を切り取ってみるのもいいですね。

作り方

型紙を作成

シンプルにカラーペンのみでサクッと作ってみようと思います。

用紙にうちわの輪郭を作るため、厚紙にイラストを描きます。輪郭に沿ってハサミで切り取り、台紙を彩色して仕上げていきます。絵の具で彩色するときは別の画用紙で作成し、型に沿って糊付けしても◎。

縁巻きテープを巻く

縁巻きテープを半分に折りながら、うちわの縁につけていきます。うちわを補強し見た目も締まります。こちらはマスキングテープでも代用OKできます。

補強板をつくる

型紙の余白で4×6cmくらいの補強版を2枚作ります。形は型に合わせて縁に沿って切ったり、ハートなど自由にデザインしてもOK。うちわを仰ぐとの持ち手部分がへばったり曲がってしまうので補強すると長持ちします。

完成!

うちわの面と裏に補強板を重ね合わせて持ち手にはめ込み、サイズなど問題なければのりやボンドで隙間を作らないようしっかり貼り合わせます。
持ち手は木なので紙やすりなどで滑らかにしたり、名前や絵柄を掘っても良さそうです。

うちわは裏面も絵付けできるのでアイデアは2種類楽しめますね。

扇子作りも挑戦

うちわは敷居が低いので簡単に制作できました。さて次に挑戦するのは扇子作りです。

招福扇子 75型35間 ごりやく (五鯉躍)

招福扇子 75型35間 ごりやく (五鯉躍)

扇子というと和紙のイメージにギザギザとした骨が特徴的なので彩色しにくいのでは?と思う人もいるかもしれません。

一枚の和紙から仕立てて骨描きから彩色、折り目をつけ、持ち手を組み立てる…となると工程が難しく感じます。複雑な方法は避けて、シンプルに彩色中心に制作したい人は、

白扇 50型15間 茶席扇

白扇 50型15間 茶席扇

こちらの白扇をおすすめします。すでに骨が入って扇子の完成型ですが、簡単な彩色ができます。彩色に用意するのは日本画絵具がおすすめですが、なかでも初心者にも使いやすい固形水彩絵の具が◎。そこで用意したのは

呉竹 顔彩耽美 グラニュレーティングカラーズ 5色セット MC20GN/5V

呉竹 顔彩耽美 グラニュレーティングカラーズ 5色セット

呉竹の顔彩耽美 グラニュレーティングカラーズです。5色のセットですが、乾くと色が分離され幻想的な表現ができる顔彩なのです。一色でも数色分の奥深さを表現でき、飽きることはありません。

紙の種類にもよりますがたっぷりの水でも色の変化を楽しめるので、絵心がなくても塗るだけで十分楽しめます。

下描きなしで塗ってみました。和紙だとぐんぐん水分を吸収し、滲みや色の変化の表情を楽しめました。塗っているときと乾いた後は色の雰囲気が異なるので面白いです。

扇子の形の凹凸で顔彩の分離がダイナミックに動くので乾くまで予想外の仕上がりに。※ゴールドの絵の具は別です

【まとめ】ほっこりアイテムで夏を楽しもう

作る楽しみと使う楽しみができるうちわは完成後も大切に使いたくなるはず。プレゼントにも最適です。自分らしいアイデアで手作りアイテムに挑戦してみては。

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