みなさん、こんにちは!
いつもゆめ画材のブログへお越しいただきありがとうございます。
さて、今日は『マンガを描いてみよう!』ということで初心者の方もイチからマンガ制作に挑戦していただけるよう、マンガの描き方をまとめてみたいと思います。
もちろんマンガの描き方にも様々あり、その方法、ツールの選び方も自由です。
このブログでは基本的なものをご紹介していますので、はじめて制作される際の参考にしていただければと思います。
それでは早速はじめて行きましょう♫
【マンガの形態】
①コマ割りマンガ
4コママンガ、複数コマ複数ページマンガ、 複数コマ1ページマンガなど
②一コママンガ
新聞や雑誌などに掲載されている“4コママンガ”や、人気連載シリーズや読みきりなどの“複数コマを複数のページ“で描かれたマンガ、そして単行本のあとがきやSNS上などで見かけることもある“複数コマを1ページにまとめたマンガ”や、1ページを一コマとして表現した“一コママンガ”などがあります。
どの形態で描きたいかを選びましょう。
【マンガの制作】
次に、マンガを制作してゆく上での作業にはどんなものがあるでしょうか。
①ストーリー・設定
(テーマ、題材、登場するキャラクターの情報など)
描きたいマンガの情報は、みなさんの中に無限のポテンシャルをもって息づいています。
そのアイディアをノートなどに書き出します。
マンガの材料、肝の部分と言えるでしょう。
登場キャラクターの作画のアイディア(見た目や特徴)やプロフィールなどを設定すると、人物像に深みが出てくるのはもちろん、ストーリーを動かしてゆく上で迷いやブレを防ぐことができます。
背景の情報が多いほど(たとえそれを全てマンガに描き込まなくても)ストーリーに説得力が生まれますが、はじめのうちはむずかしく考えすぎずアイディアを出すことを楽しみながら世界観を作っていきましょう。
また、既に世の中に公開されている他者のオリジナル作品から、二次制作物としての作品をつくることもできます。その場合には著作権などを侵害することのないように注意が必要となりますが、ルールを守って行うのであればそのような楽しみ方も可能です。
②ネーム
ネームとは、マンガ作品の骨組みを作ってゆく作業です。
紙面(デジタルの場合は画面)上に、コマの配置、コマ内の人物や吹き出しの構図などを考える作業になります。原稿の下書きに入る前に、どのような流れでストーリーを進めて行くのか、コマやページ数の調整などを行い組み立てていきます。
ここでは原稿の下書きと違い最終的な出来上がり同様に書き込む必要はなく、メモのようなものと捉えておくと良いでしょう。
ネームの作業には、下のようなノートが便利です。
・縦横方眼入り
・ネーム専用ノート
・無地ノート
③下書き
ネームを練り全体の流れを決めたら、それに沿って原稿への下書きを行います。
下書きの際には、下のような画材(ツール)が便利です。
・鉛筆
消しやすく柔らかいHB~の鉛筆やシャープペンシルがおすすめです。下書きの筆圧が高いとペン入れ後に鉛筆の跡が残ってしまう恐れがありますので注意しましょう。
・水色の色鉛筆(アタリ線用)
水色の色鉛筆で薄く下書きした線は印刷の際に写らないので、線を残したまま次の作業を行うことができます。この際も鉛筆同様筆圧には注意が必要です。
トーンを貼る場所やその種類、黒く塗り潰す箇所などを指定しておきます。
そうすることにより、その後の作業もスムーズに行えるでしょう。
④ペン入れ
下書きの上から、付けペン(またはミリペンなど)を使い清書していきます。付けペンのペン先は、ペンタッチが付けられるGペン、丸ペンなどが主流です。コマの枠線は、ミリペン等でまっすぐきれいに引くと全体の見栄えが良くなります。(ペン先がつぶれて太くなってしまったらGペンなどでも代用できます。)
⑤消しゴムかけ・修正
ペン入れしたインクが十分に乾いたら、消しゴムをかけて下書きの線を消してゆきます。ペン入れの線のはみ出し箇所を修正したい部分には、ホワイトや修正液を使い修正してゆきます。
⑥ベタ塗り、トーン貼り
ペン入れで清書をしたら、キャラクターの髪の毛や特定の部分を黒く塗りつぶすベタ塗りと呼ばれる作業をします。筆ペンやサインペン、マーカーなどで、ペン入れの線からはみ出さないようにして塗っていきます。
作風や好みによってペンによる手書きで模様や効果線(※)を入れても良いのですが、トーン(スクリーントーン)と呼ばれるシート状のシールを使うと、複雑な効果や陰影または模様などを手軽に表現することができます。
※効果線とは、平行線や集中線を用いて、画面内の雰囲気やキャラクターの感情などを表現するためのマンガの描画技法です。
トーン(スクリーントーン)は、カッティングナイフで切り出したり削ったりして、原稿用紙に貼っていきます。
⑦仕上げ、完成
最後に制作した原稿を全体的にチェックします。ペン入れやベタ塗りの残しや下書きの消し忘れなどがないか入念に確認して、適宜ホワイトなどで修正します。
仕上げが終われば完成です。
ゆめ画材では、すぐにマンガを描きはじめられるお得なセットもあるよ♪ぜひ挑戦してみてね。