レザーというと靴だけでなく服や小物など、革製品は身近にたくさんありますね。色を塗ったりイラストを描けば、趣味や推し活、ファッションアイテムをカスタムできます。
そこで注目したいのがペベオのセタカラーレザー。革・合皮製品へのペイントが可能で高クオリティの発色が楽しめます。このブログではセタカラーレザーの特徴や使い方をご紹介したいと思います。
セタカラーレザーって?
セタカラーレザーは、革や合皮製品のカスタマイズや補修用として開発されました。大きな特徴として、
・スクラッチや摩擦に強くカラーが長持ちする
・表面の傷をカバーするなど隠ぺい力にも優れている
こんな点です。ペイントは均一で最大でも3回の薄塗りで、下地を隠すことができるのも特徴のひとつです。
特殊な効果のある色調もあとで詳しく見ていきたいと思います。ちなみに混色OKなので好みの色も作れますよ。
ペイントのポイント・注意点は?
塗り絵感覚で楽しめそうなセタカラーレザー。初心者がいきなり革製品にペイントとなると躊躇してしまいますね。まずは4つのポイントをおさえてから始めるといいですよ!
革製品ならなんでもOK!
レザーといえばスニーカーの他、財布やベルトなどの小物、革ジャンや革パンツ、革製のインテリアなど、多岐に渡ります。
古くなった、飽きて物足りない…と思うアイテムにカラーを加えて甦らせることもできるのです。自宅に眠らせているアイテムはありませんか?
とある芸能人がライダーズジャケットにインクで文字を入れるDIY作品を見て、おしゃれだなって思ったよ
黒い革ジャンに自分だけのポイントを入れるって粋よね〜
古くなって色褪せたランドセルにもリペアで好きな色で甦らせることもできるね
色落ちも味があっていいけれど、傷などでもし色を加えたい!と思ったら実現できるね
色の組み合わせで本格的な仕上がりに
イラストに自信がない人はカラーの組み合わせを楽しみながら塗りつぶすだけでインパクトのある仕上がりになります。インクのクオリティ・発色力を利用してアイテムのパーツに沿って塗りつぶすと、それだけでオリジナルのデザインに。
中古アイテムからチャレンジ
最初は新品でなく中古からはじめましょう。例えば着古した靴の落ちない汚れや傷を隠すようにペイントすると、リペアできるしペイントの練習にもなりますよ。
結構革靴って長持ちするんだよね、履けるけど汚れが気になる時はあるよ
捨てるのももったいないよね。イラストじゃなくても別のカラーで塗りつぶせばシンプルに蘇らせるね!
ペイントはマーカータイプもOK
0.7mm極細ペン先のマーカータイプもあるので、初心者でも安心です。革・合皮の製品もキャンバスの代わりにアートが手軽にできます。ペン先を優しく、支持体に押し当てるとインクが出てくるので汚れや片付けの手間がありません。
キャラクターは著作権に注意
大好きなキャラクターをアイテムに描いてオリジナルのキャラクターグッズもできますが、版権の問題に注意。取扱いは販売目的ではなくあくまで個人で楽しむだけにしましょう。
どんな種類の絵の具があるの?
豊富な種類のセタカラーレザーのカラーバリエーションを見ていきましょう。
基本のマットカラー
マット色(45ml ボトル)は全23色です。不透明色なので濃色下地にも、数回重ね塗りすることで発色します。
モダンなカラーでトレンドにマッチした「セージグリーン」、ペベオは本社がフランスですが日本文化を意識して作られた「抹茶グリーン」「桜ピンク」にも注目です。
シャイニーなメタル・グリッター・透明蛍光色
メタルは3色、2回塗りで下地を隠すことができ、濃色の皮に描くとより効果を引き出せます。グリッターは3色で黒い革での幻想的な輝きや、マット色に重ね塗りもOK。
光の角度や反射によって色が変化するデュオクローム、メリハリのある鮮やかな透明蛍光色、暗いところで輝きを放つ燐光色と、個性的なカラーに選ぶのが迷ってしまいます。
使い方のポイント
それではセタカラーレザーの使い方を見ていきましょう。メーカーからは3つの工程を推奨しています。
1.下準備
革は特殊なので必ずデグレイザー(下準備用脱脂剤)メディウムが下準備に必要です。デグレイザーをペーパータオルなどで革の表面に塗り、擦ってコーティングされている油脂を取り除きます。これによりペイントと革の接着力が格段に高まります。
2.ペイント制作
重ね塗りをする際は、1層目と2層目の色が混ざらないようにしっかり乾燥させます。自然乾燥の場合は約15分、時間短縮用にドライヤーの使用もOK。
3.トップコート
バーニッシュの塗布によって、革や合皮の上にペイントした箇所の引っ掻き傷、擦り傷、一般的な損耗を防ぐことができます。塗布には均一に薄く塗りことができる筆がおすすめです。
動画でも使い方を確認しましょう!
【まとめ】世界に一つだけの特別なアイテムを!
いかがでしょうか。新しいアイテムを用意しなくても、着古したものをアレンジしてみるといっそう愛着も高まるはず。推しのモチーフやこだわりのデザインなら使う楽しみができ、華やぎが増します。さりげないカスタムに挑戦しましょう!