消しゴムハンコは、子供のころ作った人も多いのではないでしょうか。
自分だけのデザインにして、ハンコをコツコツ掘る作業も楽しいですし、できたときにスタンプを押すワクワク感もやみつきになりますね。最近は手作りハンコ用の材料もそろっていますから、おしゃれなDIYアイテムも作れますよ♪
それでは、ハンコの作り方やポイントなどみていきましょう。
ゴム印と消しゴムとの違い
ハンコといえばゴム印が実用的ですが、消しゴムでハンコも作れますよね。
消しゴムとゴム印とはどのような違いがあるのでしょうか。大きな違いはその質感です。
消しゴム(普通の消しゴム)
消しゴムの種類によりますが、弾力がありすぎて掘りにくいので、細かな模様のときにキレイに仕上がりにくい場合があります。また、スタンプしたときの色が濃すぎ・薄すぎなど映り方にムラができることも。
一般的な字消しに使う消しゴムは、ハンコ専用ではないので、完成度には差があります。
つるんとした表面が多いから、スタンプしたときの絵柄がわかりにくいこともあるね
ゴム印(スタンプ用消しゴム)
スタンプ用消しゴムはほどほど硬い表面で掘りやすいです。
また、表面にインクが定着しやすく、スタンプしたときに安定して綺麗に映ります。表面に色がついているので彫ったときに深さを確認できます。
ゴム印は天然ゴムが入っているから材料からもハンコを作るのに適しているよね
消しゴムは転写のクオリティは約束できないけれど手軽だし練習しやすいね
オリジナル手作りのゴム印はとても便利!
手作りのゴム印は、作る楽しさだけでなく、とても実用的です。
こんなときに便利。
- 子どもの持ち物に記名用の名前スタンプを作って可愛く
- 年賀状やアート作品、招待状やグリーティングカードに使える
- 保育園や幼稚園指定のマーク(くだものなど)をモチーフにして小物を統一
日常のちょっとしたものに可愛くマーキングするとさらに愛着が出ますし、おしゃれな感じがします。
インクは油性のスタンプインクなどもあるからいろんなカラーで楽しめるよ
油性インクは洗濯しても落ちないから長く使えて嬉しいね
ゴム印作りに必要な材料は?
ではゴム印作りに必要な材料をみていきましょう。
代用もできますし、家にあるものでOKですが、細かい作業なので適した道具があるとより綺麗に作品が作れます。
- ゴム版
- トレーシングペーパー
- 鉛筆
- デザインカッターor彫刻刀(V字の三角刀が望ましい)
- スタンプインク
- ねり消しゴム(掘ったカスをとるため)
ゴム版やトレーシングペーパー、インク、デザインカッターなどは100均でも揃えることが出来ます。
トレーシングペーパーはクッキングシートでも代用できますよ。
それではゴム印に挑戦
使用したのはこちら
材料が何もない初心者なので、今回はこちらのキットを使用。
説明書まであり、ゴム印(30×30×15mm)、ゴム印用ホルダー、専用の三角刀(約150mm)、トレーシングペーパーもセットになっています。ホルダーがあるとスタンプが押しやすくて便利です。
1 鉛筆で下書き
ゴム印の大きさに合わせてトレーシングペーパーに枠を描きます。今回、クッキングシートで代用してみました。
枠内に好きな絵を描きます。濃い鉛筆の方が写りやすいので2Bを使用。難しそうな文字入りではなく簡単なモチーフにします。
2 下絵を転写
ゴム印の表面をきれいに拭き、下絵を裏返して重ね、上から鉛筆の先で押すようにこすります。文字や絵が反対になってうつります。
3 転写が完成
キッチンペーパーでもしっかり代用できました!
少し薄いところは鉛筆でなぞって線を濃くしてもいいと思います。
4 彫刻刀で掘る
軽い力でも掘れるので掘りすぎに注意しながら少しづつ掘っていきます。
三角刀は掘る角度を工夫しながら深さが調整しやすいです。
完成したらねり消しゴムでゴム印の溝に入ったカスを取り除きましょう。
キャンバスくんの顔部分が細かすぎたのか、掘りすぎて一度失敗してしまいました…気を取り直してゴム印の反対面に再度チャレンジしています。
掘るときはかなり集中するよねよね。心が無になる…
彫刻刀の手前には指を置かないように、ケガのないように注意してね
5 完成&試し押しで確認
ゴム印にホルダーを取り付けます。スタンプ台などを使ってインクをつけて、紙に押します。インクをつけすぎると溝にインクが入りすぎて綺麗に映らなくなるので優しく均等につけましょう。
試し押しで掘れていないところを確認し、足りない部分は掘り直しましょう。
簡単なモチーフとはいえ、細かな部分を綺麗に掘るのは結構難しいですね。とくにカーブや表情の線を残すのに苦戦しました。
だんだん上達していくのが実感できると面白いかもしれませんね。
完成したらペタペタいろんなものに押してみましょう♪
ゴム印は裏面も使えるから別の絵柄にもチャレンジできるね
彫り方のイメージは動画も参考にしましょう♪
【まとめ】だんだん難しい絵柄にもチャレンジしよう
最初は簡単なモチーフから始めるゴム印ハンコは、慣れてきたら文字や難しそうな絵柄に挑戦しても楽しそうです。
場数をこなせば上達しますし、ハマるとどんどん作りたくなるゴム印。同じ姿勢で作業しますので、肩こりに注意です。
身近で簡単なDIYにぜひ挑戦してみましょう♪