みなさんこんにちは!ゆめ画材のブログへようこそ。
今日は、練りゴムの基本的な使い方についてご紹介します。
練りゴムとは
練消しゴム、練りゴムと呼ばれる文房具で、消しゴムの一種です。粘土のように柔らかくできており、捏ねると形を変えることができるのが特徴です。
引っ張ってもよく伸びるため、消したい部分に合わせて成型することができます。
使い方
練りゴムって、ほんとに粘土みたいだね!
実際にどうやって使うのかな?
先ずは使用する分をちぎって捏ね、柔らかくします。
消したい部分の範囲に合わせて使いやすい形や大きさに成型できるのも特徴です。
プラスティック消しゴムなどのように紙の表面をこするようにして黒鉛を消すのではなく、黒鉛そのものを吸着させることで消します。そのため、鉛筆で描いた線や塗った部分に押し付けるようにして黒鉛を“くっつけ”るように使います。このように、消しゴム自体が削れるわけではないので消したあとにカスが出ないことがメリットです。
黒鉛を付けた部分は黒くなるので、その部分は丸め込んで次に使う時はきれいな部分を使うようにします。
使うほどに練りゴム自体が黒くなってゆきます。紙に押し付けて色が残るようなら新しいものに替えましょう。
おもな用途
練りゴムが主に使われるのは、何と言ってもデッサンの現場ではないでしょうか。画用紙を傷めることなく消せること、紙面を汚さないことなどの理由から活用されています。集中してデッサンを行う上で、消しカスが出ないという点も適していますよね。
デッサンでは陰影を用いた表現が多用され、光と影を描き出すことは大きなポイントの一つです。その光や影の表現に練りゴムを使用することができます。
練りゴムをハイライトペンシルのように使用することができるのです。
練りゴムって、字を消したりもできるのかな?
練りゴムは、その性質上弱い筆圧で描かれた鉛筆や木炭などのデッサンに用いられています。筆圧が残るような線や字を消す場合は、黒鉛が線の溝に残ってしまうでしょう。そのため、字などを消すには字消し用の消しゴムが向いていると言えそうです。
消しゴムにも色々な違いがあるんだなぁ。
練りゴムの用途は消すためだけじゃないのね。
アイディア次第で様々な使い方ができそうだよね~。
そうね!デッサンの表現の幅も広がりそうね。
みなさんもためしてみてくださいね♪